こんにちは。
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前回で、飛行機のチケット購入までは終わりました。
次は、荷物の準備です。
そこで、次の壁にぶち当たります。
飛行機の機内に持ち込めるものと持ち込めないものがあります。
つまり、機内に持ち込めるものと持ち込めないもの
(空港カウンターで預けなければいけないもの)
に荷物を分類しなければいけません。
まずは、機内持ち込みだけでなく預かりもしてくれないものです。
http://www.mlit.go.jp/common/001009916.pdf
マッチなど燃えやすい危険物などがNGです。
次は、預かり荷物ならばOKだけど、
機内には持ち込めないものです。
ナイフなどの刃物、先端が尖っているもの、
凶器となりえるものです。
ハサミやゴルフクラブなども該当します。
(ハサミは刃長が6cm以下で先が著しく尖っておらず、
刃が鋭利でないものは持ち込みが可能です。
爪切りも持込み可能です。)
ここまでは常識の範囲内で理解出来ますよね。
ここからが、少しややこしくなります。
ものによって、持ち込めたり持ち込めなかったりするものです。
・ライター類
使い捨てのガスライター、吸収剤があるオイルライターは
一人様1個まで機内に持ち込み可能です。預けることはできません。
プリミキシングライターや葉巻用ライターは
機内持ち込みも預けることも出来ません。
アルコール度数が24%以下なら機内に持ち込めます。
70%以下までならば、一人様5リットルまで持ち込めます。
それ以上は、預けることも出来ません。
・化粧品、医薬品
1容器あたり、0.5㎏以下または0.5リットル以下で、
一人様合計2㎏または2リットルまで機内に持ち込めます。
・ヘアアイロン、ヘアカーラー
電池式で電池が取り外せないもの以外ならば、機内に持ち込めます。
・リチウムイオン電池の電子機器
電子機器内に内蔵している電池が160Wh以下ならば持ち込めます。
予備電池は、100Wh以下ならば持ち込みのみOKです。
160Wh以下ならば、一人様2個まで持ち込みのみOKです。
それ以上は、持ち込みも出来ません。
*Whは、以下の計算で求めることが出来ます。
- ワット時定格量(Wh)= 定格定量(Ah)× 定格電圧(V)
モバイルバッテリーもここに該当します。
しかし、ご覧の通りmAhしか情報が記載されていません。
これは、Ankerの13000mAhのものです。
これはアウトでしょうか?セーフでしょうか?
リチウムイオン電池のモバイルバッテリーの
定格電圧は3.7Vとなっています。
よって、43243mAhまでならば160Wh以下となります。
ほとんどのものはこれ以下なので、安心して持ち込めます。
しかし、ショートを防ぐために
必ず全ての電池類やモバイルバッテリーは
ポーチなどの袋に入れて全面を保護してください。
そうしないと持ち込めません。
・リチウム電池の電子機器
電子機器内に内蔵している電池が2g以下ならば持ち込めます。
予備電池は、2g以下ならば持ち込みのみOKです。
ショートを防ぐために必ず全ての電池類や
モバイルバッテリーはポーチなどの袋に入れて全面を保護してください。
そうしないと持ち込めません。
ノートパソコン、携帯電話、
デジタルカメラなどは持ち込み可能です。
預けることも可能です。電源は必ず切ってください。
では、カミソリはどうでしょうか?
T字は刃長が4cm以下ならば持ち込み可能です。
電気カミソリも持ち込み可能です。
傘も持ち込み可能です。(先端が鋭利でなければ)
はい。分かりましたか?
細かいルールとかあって、意外とややこしいですね。
次は、いよいよ最大の難関です。
それでは、また。