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令和六年能登半島地震の石川県災害ボランティアをやってみた part.1

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詳しくは、https://solitude-diary.hatenablog.com/entry/2018/05/25/151514 をご覧ください。

こんにちは。

 

令和六年能登半島地震で被害にあわれた方々、

被災された方々にお見舞いを申し上げます。

 

同じ県民として何か力になりたいと思い、

石川県の災害ボランティアに応募したんです。

ですが、毎回凄い倍率でなかなか

実際に参加することが出来ませんでした。

事前登録者が二万人を超えてますが、

実際に行けるのは多くても毎日百名程度。

なので、プレミアチケット化しています。

もっと受け入れ人数を増やすべきという意見も

あるでしょうが、実際に被災地に送る手段などの問題で

なかなか現実的に増やせないのが現状です。

これはそれだけ今回の震災が

凄すぎたことの証であり、

行政などの問題ではありません。

一切問題がないかと言われれば

違うかもしれませんが、

現場は最大限出来る限りのことを

やっているのです。

実際に、僕が今回行くことになった志賀町も

最初の段階では一日15人程度しか受け付けていませんでした。

しかし、僕が行くことになった今週の方では

1日に140人程度まで人数を増やせています。

自衛隊のと同じように段階的に増やすしか

現状は出来ないのです。

わざと制限をかけているのではなく、

そうせざるを得ない状況に追い込まれている

という認識を持っていただければ幸いです。

 

話が長くなりましたんで、

そろそろ本題に入ります。

 

その前に少しだけ補足を。

プレミアチケット化のことですが、

応募は一週間単位で行われ、

募集開始のメールが来て

そこにあるURL にアクセスして

申し込みするんですが、

メールが来た当日の正午とかに

申し込みが始まって

その二分後ぐらいにはもう定員が

全て埋まっている状態です。

なんで、実際に僕が今回参加出来たのも

申し込みの正午前からスタンバイしていて、

正午ちょうどになった段階でいっきに

情報を入力して申し込むと

言った流れを経ています。

 

今回は志賀町の方になりますが、

この行き先は向こう側が決めたことであり

こちらが決めたことではありません。

 

志賀町と言えば、石川県で唯一原発が

あるところで、今回の震災で

震度7を記録したところです。

 

そこまでは金沢駅から出る

ボランティア用のバスで向かいます。


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金沢駅の西口のモニュメントがある方です。

金沢港口の方です。


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右手にあるハイアットホテルの方へ向かいます。

その左側のやつの下の方です。

タクシー乗り場の後ろ側です。
f:id:Kuunyan_takashi:20240208155344j:image

団体バス乗り場が集合場所です。

 

ここに行き先ごとに分かれたバスがやってきて

そこに乗っていくという感じ。

もちろん運賃は無料です。

席はどこにでも座っていいです。

 

中に入ったら、参加案内がかかれた紙を

持っていきます。

名前を書くシールもあるので、

自分の名前を書きます。

上の欄に自分の行く自治体名、

下の欄に日付と自分の名前をカタカナで書きます。


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この紙にあるQRコードを読み取って、

参加登録をまずはしましょう。

 

その後は紙に書いてあることをよく読みましょう。

 

ボランティアの仕事の内容的には

災害ゴミの処理になります。

依頼があったお宅に訪問して

災害ゴミを回収して捨てにいくパターンと、

災害ゴミの捨て場で分別とかの

手伝いをするパターンです。

 

どちらも力仕事となりますんで、

まあまあ覚悟はしときましょう。

 

今回乗ったバスは丸一観光の観光バスでした。

県などが借り上げたのかもしれません。

バスは60人ほど乗れるやつに

半分ほどの乗車。

後で数を数えたら26名でした。

普段は観光バスとして使っているものですので、

汚れ対策に床一面にブルーシートが張ってあり、

座席にはビニールがかかっています。

まるでコロナの感染者への対策レベル。

まあ、それだけ汚れやすい作業になる

ということなんでしょうね。

 

県の担当者が少し説明した後、

バスは発車しました。

県庁を通って、金沢港の方を曲がって、

橋を渡って、のと里山街道の始点の方から行く

というルートです。

 

ここから先は写真撮影禁止なので、

テキストにてお送りします。

 

午前8時52分に志雄パーキングエリアにて

休憩になりました。

ここは僕ものと里山街道を使う際に

休憩に立ち寄るスポットになります。

始点から乗ってちょうどいいぐらいの距離にあり、

千里浜なぎさドライブウェイの途中にあるので、

徒歩ですぐに行けるんですね。

景色もいい。

 

ここまでは断水していないエリアなので、

飲み物を調達したりトイレしたりするのは

ここが最後のスポット。

 

10分ほど休憩して出発。

出発してちょっとすると

羽咋川の辺りで渋滞に。

のろのろ状態ですがそこまで酷い状態ではなく

ちょっとで渋滞を抜け出した。

 

その後、柳田インターでバスは一般道に降りる。

一般車も通れるのはここまで。

なので、検問をしてました。

災害対応の車や緊急車両ぐらいしか

この先通れません。

このボランティア用のバスも

一応通る資格はあるんですが、

志賀町行きはここで降りるようだ。

 

その後、午前9時半頃に志賀町の

ボランティアセンターに到着。

志賀町の街中を少し通ったんですが、

どこも震度7を記録したとは思えないぐらい

異変を発見出来ず。

屋根にルーシートがかかっている家が

稀にあるぐらい。

そんな状態にびっくりしながら

ボランティアセンターに入る。

入ると、運転手を何人か募集してた。

持ち物の中に免許証は入ってなかったので

持ってきてなかったんだが、

一応念のために持ってきていた。

だけど、ちょっと災害地の道路を運転する自信も

あんまりなかったので、今回のお見送りに。

 

軽トラやハイエースなどを運転するようです。

 

中に入ると椅子が用意されている。

何組かにグループ分けされた状態で。

僕は4と書かれているところに座った。 

目の前にはホワイトボードがいくつか。

そこに注意事項の紙とかが貼ってあったり、

注意事項が書いてあったりした。

 

どうやら団体さんが三組と、

県からの災害ボランティアが二組、

社会福士協議会から一組と言った

感じになっているようだ。

 

僕の4の組は県の災害ボランティアが五名、

うち女性が一名。

そこに社会福士協議会から四名で

合計九名に。

 

そこにボランティアセンターの担当者が来て、

まずは組の中でリーダーを一人決めるように言われました。

そのリーダーが基本的にボランティアセンターなどとの

連絡係になります。メンバー全員の安否確認なども業務になります。

 

その後、ボランティアの依頼者の情報などが書かれた紙

を渡されて仕事内容などの説明がありました。

その後、通れる道路の説明がありました。

(未だに通行が出来ない箇所があるため)

 

依頼者の情報が書かれた紙にそこまでの

Google Maps でのルートがQRコードで挿入されていたので、

各自、それを読み取ってそれでナビしていく

という感じになります。

 

うちの組では軽トラ2台、ハイエース1台で

向かうことになりました。

 

追加で合流した社会福祉協議会のメンバーの中に

地元のことをよく知る高齢男性の方がいました。

その方が詳しく道を案内とかしてくれることになったので、

その方を乗せたハイエースで先頭にして

行くことになりました。

 

軽トラにボランティアセンターから支給された

スコップとか土嚢袋などの道具などを詰め込みます。

ヘルメットを持ってない方はここで支給してもらいます。

(ヘルメットは貸し出し品です。)

あと、靴の下に敷くインソールももらいました。

(釘とかを踏んでしまう恐れがあるので、それの対策に)

 

これで準備万端です。

それではいよいよ出発です。

僕はハイエースの方に乗り込みました。

助手席には上記の案内役の高齢男性が座ってます。

時折、あそこには何々があるんだよとか

そう言った案内も混ぜながら道案内をしてくれました。

これが本当に助かった。

Google Maps には載っていない

裏道とか案内してくれたりしたし。

ちなみに携帯の電波はドコモもau もつながりました。

 

約30分ほどで依頼者のお宅の到着。

旧富来町というところでした。

志賀町の上の方になり、より震源に近かったエリアです。

こちらももちろん震度7でしたが、

ボランティアセンターなどがあったエリアと

比較すると旧富来町に入った辺りで

倒壊していたり、ブルーシートがかかっている

家がいくつもありましたし、

道路も段差があるところがいくつもありました。

大きく崖崩れしているところも。

地盤の違いなどでエリアが変わると

こうも被害が変わることを

改めて学ぶ機会になりました。

 

依頼者の案内で依頼場所に。

2階建ての蔵に案内されました。

壁一面が剥がれ落ちており、

中が丸見え状態に。

近くには既に家主さんが整理した

ガラスや木屑などが置いてありました。

 

それでは、作業開始です。

軽トラに積んだ道具を降ろして、

軽トラに災害ゴミを積んで行きます。

剥がれ落ちた土壁とか、落ちている木屑とか。

 

その後、蔵の中からも災害ゴミの搬出を行うことに。

タンスとかがどんどんと出てきます。

 

軽トラがいっぱいになったら、

災害ごみの収集置き場に行ってもらって、

その間に残されたメンバーで

作業を継続したりとか。

 

剥がれ落ちた土壁というか

そういう系のやつがゴロゴロと出てくるんですが、

それがまあ重たい。

大人一人で持てないレベルのやつがいくつも出てくる。

コンクリート片みたいに硬くて重たい。

 

そこになんと助っ人が。

浜松市からの災害派遣車がやってきた。

いわゆるプロの人たち。

その人たちが持っていてくれるということで、

手伝ってもらったわけです。

 

それで、蔵の前方にある

土を土嚢袋に入れて捨てるという作業に

入ることになったんですが、

まあやれどやれど終わらないぐらいに

量がすごい。

しかもカチカチに凍った雪みたいに

なかなかスコップでやっても

全然すくえない。

効率はどんどん落ちるのに、

疲れはどんどん溜まるやつ。

 

気付いたらお昼の時間帯になっていたので、

ここでお昼休憩。

 

各自持参してきた食べ物を食べるんですが、

なんと家主の奥さんが味噌汁を

作ってくれたとか。

それを貰って飲んでいたら

今度はおにぎりと

たくさんのたくあんが。

まあ、ありがたいことはありがたいんだけど、

食べ物は持参してきてるから

いらないっちゃあいらない。

なので、僕らが持参してきたやつは

ほどほどにして奥さんからの頂き物を

消化していく段階に。

そこにさらにたくさんのみかんがやってきた。

残念ながらみかんとたくあんは

残ってしまいました。

 

参加されているボランティアさんの

半分ほどは県外から。

神奈川や千葉など。

県内からは僕以外は女性の方だけ。

その方は小松の方からで、

小松の大雨の災害があった時にボランティアとして

参加していたそうだ。

普段は山に登っているそうだ。

 

休憩が終わったらまた

土のお片付けに。

 

もちろん、途中途中に休憩を挟みつつやってます。

 

社会福祉協議会の合流メンバーの一人が言ってましたが、

ここまで大変なのは稀だと。

普段は30分ほどでちゃっちゃと終わるような感じだと。

 

まあそんなこと言ってもやるしかなくて。

最終的には時間内に出来ました。

見えなかったコンクリートの土台部分が

見えるようになりました。

いやあ、なんとか終わって本当によかった。

 

なんですが、なんとまだ

蔵の裏手部分とか2階のベランダ部分に

まだ災害ごみが残っているとか。

 

残念ながら僕らは午後3時までに

ボランティアセンターに戻らないといけないので、

今日の作業はここまでに。

続きの部分はまた社会福祉協議会の方に

依頼して手配してもらってほしいとのこと。

 

汚れてもいい古い靴を履いて行ったのですが、

見事に泥だらけに。

すぐ近くに川があったのでそこで洗い流せました。

まだこの辺りでは断水しています。

 

この後、ボランティアセンターに戻って、

支給された道具とかを返却して、

他の組のボランティアメンバー全員が到着するのを待って、

そこからまたバスに乗って金沢駅の金沢港口まで。

(途中で1回休憩しています。)

 

最終的には午後6時ごろの到着予定だったんですが、

午後5時ごろに到着出来ました。

 

初めての災害ボランティアでしたが、

色々と学ぶことが出来ました。

なんで、体験出来てよかったなあと思います。

 

なんと明日も実はやるんです。

明日はまた違う自治体に。

詳しくはまた。

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