こんにちは。
ふと、Twitter を見ていたらとあるものを見つけた。
#不登校お手紙問題 というものだ。
この問題について考えてみよう。
まずは、僕の体験談を語る。
僕は、中学校の2年の6月ごろから不登校になった。
要因は一つではない。いろんな要因が重なった結果である。
中学校から始まった部活動。
僕の中学校は体育系の部活しかなかった。そして、全員どこかの部活動に入らなければいけなかった。
運動が苦手で体力も全然なかった僕がなじめなかったのは仕方がない。
小学校の時は放課後は家に帰って自由時間だった。休みの日もそうだ。
でも、中学校に入ったとたんに放課後は毎日部活動だ。
休みの日も半日は部活動で潰れてしまう。大会や練習試合で1日潰れることも稀ではない。夏休み期間もほぼ毎日部活動である。
そんな状態にいきなりなってしまった。僕はどうしてもなじめなかった。体力的にも精神的にも途中でドロップアウトするしかなかった。
その他の要因は、人間関係のトラブルだ。
中学校に入ってからクラスメイトとの溝が深くなった。
クラスメイトとの相性が全く良くなかった。
お互いの言動に全く理解出来ず、衝突することが何度もあった。
最終的にはお互いが距離を置き、絶縁状態となった。
後は学校関係者との関係悪化もある。
部活動からドロップアウトするに至ったため、部活動を辞めようとした。
でも学校の規約上、それが出来なかったのだ。
校長先生へ文化部も創設するように直談判もしたが、無理だった。
なので、衝突となる。最終的には僕が部活動を休み幽霊部員となる。
また、部活動でとある問題が起きる。
部活動の上級生が下級生からお金を取ったりするという事件である。
僕も被害に遭う。
だが、学校側から部活動や加害者側にお咎めとかがほぼなにもない状態で片付けられてしまう。
そこから、学校への信頼性は著しく低下する。
その他細かい要因も相まって不登校となる。
中二病になったのだ。
なんで生きてるんだろう?何のために学校に来てるんだろう?って考えるようになって、でも答えなんか出なくて。
最終的には学校に行くから問題が起きるんだと、全ての原因はそこにあると思うようになった。
だから、不登校となった。
前置きがちょっと長くなってしまった。
本題のお手紙問題に入ろう。
不登校となったが、僕はお手紙は貰っていない。
クラスメイトとも担任の先生とも関係性は良くなかったからかな。
ちなみに、担任の先生は僕の入っていた部活動の副顧問である。
最終的には、中学校1年から3年までずっとその担任が僕の担任となる。
でも、この問題は僕にも関係がある。
クラスメイトからはもらっていないが、部活動のやつらからはもらったのだ。
色紙である。
色紙には各メンバーのメッセージが書いてあった。
当時、僕は中学校3年生である。
卒業生へのメッセージというやつだ。
つまり、僕の1つ年下の中学校1、2年生のメッセージも色紙にはあった。
でも、彼らとは面識がないのだ。
知らない人からメッセージをもらっても嬉しくもない。
なぜ僕の分まで用意したのかは分からない。彼らは書かされたということである。
どうリアクションすればいいのか分からない。
全く目を通さないまま、色紙は封印された。
それから月日は経ち、中学校を卒業してから1年くらい経過した。
そんなある日、色紙の封印を解くことにした。
何が書いてあったんだろうという興味本位からである。
なぜ、突然そう思ったかは未だに不明である。
封印を解かれた色紙には、手抜き感満載の状態で卒業おめでとうございます。的なことが書いてあった。
それからしばらく年月が経過して、僕の自宅内で僕の部屋移動が行われた。
自宅のリフォームのためである。
その後から、その色紙は行方不明となっている。
中学校の卒業文集もね。
今は中学校のことは全くと言っていいほど覚えていない。
クラスメイトの名前もほとんど覚えていない。
名前を覚えている何人かも当時以降は全く会っていないので、顔を見ても誰だか分からない。声も覚えていない。
当時は携帯電話も持っていないので、中学校のやつらとコンタクトを取る術は今はない。
彼らが今どこで何をしているのかは知らないし、知りたくもない。
本題に戻ろう。
アンケートによると、不登校していた時にお手紙をもらった人が約半数ぐらいいるそうだ。
担任が熱心だったかそうでなかったかの違いだろう。
クラスメイトが自発的に書くことはほぼ起こりえない。
手紙をもらって、良かったという声が約3割だそうだ。
もらって、良かったと思えるのは男性よりも女性の方が多いかもしれない。
男性は、”余計なことすんな派” が多いと思う。
男女問わず、逆効果になる可能性が高いから止めた方がいいよと個人的には思う。
それでは、どうすればいいのか?
”鳴かぬなら鳴くまで待とう時鳥” と徳川家康殿は言っていたではないか。
”行かぬなら行くまで待とう” でいいんじゃないかな。
何もせずに普段通りにしてればいいと思うよ。
最後に現在、不登校の方へ僕がこの言葉を贈る。
”学校だけが居場所じゃない。他にも居場所はいくらでもある。”
例えば、ネットとか。
僕が今ネットで活動しているきっかけが不登校時にネットの世界に入っていったからだ。
きっと、どこかに君にあった居心地の良い居場所がどこかにはある。
それをゆっくりと探していけばいい。
焦らずにゆっくりと歩いて行こう。
それでは、また。