さようなら。
もう僕らの前には完全に戻って来れない。
それが今日、完全に確定した。
かっこよかったです。
理想的な男性でした。
男の中の男でした。
なんでもこなす万能な超人でした。
でも、人間なんだ。
そんなあなたでも。
完璧な人間なんていないんだ。
あなたを擁護しているのではない。
決して、そんな誤解はしないで頂きたい。
ただ、僕らが勘違いしていただけなんだ。
あなたは完璧な人間だって。
夢を見ていただけなんだ。
そういう姿を演じないといけないような
状態に僕らがしていたのだろう。
あの時、松岡さんが言っていたことは
本当だったんだ。
的確に的を射ていたんだな。
あれだけの言葉でも、
届かなかった。
それだけ、あなたは重症なんだね。
まだ、道半ばなのだろう。
でも、一度でもダメなことを
二度、してしまった。
全てをまた0にしてしまったのだ。
また、戻って来れる日がいつかは来る。
そんな淡い希望を
密かに抱いていた自分がいた。
甘かったんだな。
まだあなたを甘やかしてしまったんだな。
だから、さようなら。
今日で、本当のお別れをしよう。
だから、お願いだ。
今度こそ、本気を見せてくれ。
あなたなら、必ず勝てるはずだろう?
そんな弱い人間なんかじゃないっていうのを、
今度こそ見せてくれ。
間違っても、二度あることは
三度あることを証明しないでくれ。